#05
【具乃五】アベントゥーライフ株式会社 VELMO
壊れない物など無い。宇宙すら壊れる。
電動アシスト自転車VELMO
さて、二年ほど乗ったが良い自転車だった。車体も軽く、アシストも力強くフォルムも美しかった。持っているだけで何処かに出掛けたくなる。そんな良いプロダクトだった。壊れるまでは。この手の製品は故障を前提に買った方が良い。アベントゥーライフ株式会社は2018年設立の日本の中小企業だ。ここの製品は故障するとまず購入した箱に詰めて(箱が無ければ再度箱を購入)京都のメンテナンス工場に自費で発送する必要がある。この時点でコストがまあまあかかる。そこから点検、見積りとなるが、修理に8万もかかると言われた。別のが買えるだろう。仕方なく修理を諦めて送り返してもらったが、今度はライトが点かなくなっていた。その旨、電話で問い合わした所、点検作業に落ち度は無く、寿命だと言われた。閉口である。つらつらと愚痴になってしまったが、要するにアフターフォローに難有りだ。物は必ず壊れる。それを前提に考えておけばよかった。
パナソニック(Panasonic) EZ
パナソニックは原点が自転車屋であった。だからかは知らないが電動アシスト自転車の実績は素晴らしい。重要なアフターフォローだが、パナは修理サポート店↗︎が全国に点在している。町にある自転車ショップに自社製品のメンテナンスhow-toを共有しているのだが、ここが中小企業とは違う点だ。中小だと製品の設計詳細をブラックボックス化してしまっているので他者が手を出せない。従ってメンテナンスにコストと時間がかかってしまう。寄らば大樹の陰とはうまく言ったものだ。
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